夢を叶える理想の働き方!日本最北の村で“幸せいっぱい”の家づくり

猿払村で四代続く、地域密着の住宅会社「小山内建設株式会社」
今回は雪の中に佇む、一軒の建設工事現場にお邪魔しました。

現場に到着すると、「おはようございます!」と満面の笑みで迎えてくださる大工さん。
寒い中、元気に迎えてくださったのは、今回お話を伺う西口さん。

小山内建設で大工として活躍されている西口さんは、猿払村生まれ・猿払村育ち。
そんな西口さんの猿払村での暮らしを伺いました。

幼い頃から祖父の背中を見て育った西口さんは、自然と大工の道を志すようになりました。
西口さんの中には、大工という仕事に対する強い思いが根付いており、「ここまで何とかやってこられて、本当に良かった。」と語ります。

大工の仕事は決して簡単なものではありません。
覚えることが多く、最初は苦労も多かったそうですが、先輩たちの指導を受けながら少しずつ技術を身につけてきました。
その努力の積み重ねが今の自信につながっているとのことです。

西口さんが仕事で最も大切にしているのは、「小山内建設で家を建ててよかった」と思ってもらえるような仕事をすることです。
建てる家一軒一軒に誇りを持ち、丁寧な仕事を心がけていらっしゃいます。

そんな彼には、ある一つの夢がありました。
それは「自分の手で自分の家を建てること」です。
その夢はすでに叶えられましたが、次の目標としては「もっと多くの若い人たちにこの業界に入ってきてもらいたい」と語ります。

職人の技術を継承し、業界の未来を支えていくことが、今後の大きな使命だと考え、指導する後輩に対しては、相手の立場を考えながら、丁寧に分かりやすく教えることを意識されているそうです。
技術の伝承には、ただ作業を見せるだけでなく、しっかりと理解してもらうことが重要だと思いを伝えてくれました。

そんな西口さんから実際に指導を受けている後輩の方にもお話を伺えることに。

現在、24歳の前田さんは、4年前に小山内建設に入社し、大工としての道を歩み始めました。
前田さんは「少しでも早く仕事を覚えることを頑張っている」と話し、日々努力を続けています。
こうした若い世代の成長が、業界の未来を明るくする要素となると感じました。

西口さんは、仕事だけでなく、家族との時間も大切にされています。
4人の子どもたちに囲まれた賑やかな日々を過ごしており、自然豊かな猿払村での子育てをとても楽しんでいらっしゃいます。
小山内建設は、事前に相談することで半休や有給を取りやすい環境のため、運動会や発表会などの行事にも不自由なく参加でき、子育てにも積極的に関われるとのことで、仕事と子育ての両立も叶うとのことでした。
空気がきれいで自然が豊か、そして地域の人々も親しみやすく、とても住みやすい環境で、子育てもしやすいと話してくれました。

実は、西口さんの長男の夢は「大工さん」。
お父さんの背中を見ながら、その想いを育んでいるのかもしれません。
これからも、ものづくりの楽しさや職人の誇りを間近で感じながら、夢に向かってすくすくと成長していってほしい——そんな未来を想像すると、なんだか心が温かくなりました。

西口さんの歩みは、大工という仕事の魅力と誇りを再認識させるものです。
彼の願いである若い世代の育成と技術の継承が、未来の建築業界を支えていくと感じました。

インタビューを終え、少し作業の風景を撮影させていただくことに。
一歩踏み入れると、心地よい木の香りが漂い、トンカチの音が響き渡ります。
木の温もりと職人たちの真剣な眼差しの中、住む人々の幸せを第一に考えた家づくりが行われていました。
職人たちの丁寧で確かな技術、そして地域の人々への深い思いやりだけでなく、丁寧な手仕事の積み重ねが、住まいに命を吹き込んでいることが伝わってきました。

そんな地域に密着した、住む人々の幸せを第一に考えた家づくりを行う小山内建設のトップの話も聞いてみたい。
小山内建設株式会社
代表取締役 小山内浩一さん。
一級建築士でもある小山内社長は、大工職人の未来と企業の挑戦について考えを話してくれました。

大工職人の数が減少している中、小山内建設では新たな人材の確保と職場環境の改善に取り組んでいるそうです。
小山内社長は、技術を学びたい若者や田舎での暮らしを好む人々にとって、魅力的な環境を提供することを重視しています。

「建築業界全体で大工職人が減少しており、特に日本の伝統的な建築技術を学びたいと考える若者や、地方での生活を好む人々にとって、働きやすい環境を提供することが重要です。」と語ります。
また、「小規模ながらも家庭的な雰囲気を大切にし、有給休暇の取得促進やフレックスタイム制度の導入を検討することで、従業員がより自由な働き方を選べるようにしたい。」と考えていると話してくれました。

日本の建築業界において、大工職人の減少は深刻な問題となっています。
職人の高齢化が進み、新たに職を志す若者が減少する中で、いかに技術を継承し次世代の職人を育成していくかが課題となっています。
小山内社長は「大工職人の技術は、一朝一夕で身につくものではありません。長年の経験と知識を積み重ねることで、初めて一人前の職人になれるのです。そのためには、しっかりとした教育体制と、若手が安心して技術を磨ける環境が不可欠です。」と話してくれました。

小山内建設では、若手の育成のために、社内での研修や技術指導を強化するだけでなく、外部講習の機会を設けることも重要と考え、資格取得支援制度を導入されているとのことです。
講習費用や交通費の補助だけでなく、資格取得時には報奨金制度を設けることで、従業員がスキルアップできる環境を整えているそうです。
「こうした支援があれば、より多くの若者が建築業界に興味を持ち、職人の道を目指してくれるのではないかと考えています。」と小山内建設の資格取得支援制度についても話してくれました。

また、技術継承に関しては、単に現場で学ぶだけでなく、経験豊富な職人が直接指導することで、細かい技術や知識を伝えることが必要だそうです。
「大工の仕事は、実際に手を動かしながら学ぶことが重要です。図面を見て作業するだけではなく、材料の扱い方や道具の使い方、現場ごとの状況に応じた判断力を身につけることが求められます。」と話してくれました。

小山内建設は、女性職人の採用にも前向きで、職場環境の整備を進めています。
「女性が働きやすい環境を整えることも、今後の建築業界には必要な取り組みです。トイレや更衣室などの設備を整えることで、多様な人材が安心して働ける職場を作ることを目指しています。」と語ります。

これまで男性中心の職場というイメージがある建築業界。
女性が建築業界で活躍するためには、単に設備を整えるだけでなく、意識改革も必要です。
「今後はより多くの女性が活躍できる環境を作っていかなければなりません。例えば、設計やインテリアデザイン、施工管理といった職種でも、女性の視点が活かせる場面は多いです。」と、女性職人の活躍と職場環境の整備は今後の建築業界にとって大切なことだと考えているとのことでした。
女性職人の増加により、より多様な価値観やアイデアが取り入れられることが期待されるとも話していました。

昔は、休みがほとんどなく、厳しい環境の中で働くことが多いといったイメージがあった建築業界でしたが、これからは時代に合わせて働き方も変えていく必要があると考え、現代の労働環境に合わせながら、大工職人が誇りを持って働ける職場を作っていくことが、私の使命だと語ってくれました。
同時にデジタル技術の活用も進めていく必要があり、現場の作業をよりスムーズに進めていくためにも積極的に取り入れることで、業界全体の発展につなげていきたいと考えているそうです。

小山内建設では、福利厚生の一環として「お弁当の日」や「お誕生日プレゼント」といったユニークな取り組みも行っています。
「お弁当の日」を設け、猿払村内の事業者にお弁当を注文し、社員全員で食事を楽しむ時間を共有しているそうです。
また、誕生日を迎えた社員には、会社から心のこもったプレゼントが贈られます。
実はお話を伺ったこの日にもお誕生日の方がいらっしゃって、事務所に戻ってきた時にプレゼントを受け取り、とても嬉しそうに記念写真を撮影されていました。
このような取り組みが、会社全体の結束力を高め、より良い職場環境の形成につながっているんだと実感しました。

今回3名の方からお話を伺った中で、社員一人ひとりが大切にされて、アットフォームで働きやすい会社だなと感じました。
小山内建設では現在大工を募集中です。
ぜひ一度お問い合わせください。

小山内建設株式会社

小山内建設株式会社建設業・木造住宅

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