北海道の北端に位置する 猿払村。
広い空と、どこまでも続く白い大地。そして、冬になれば一面を覆う雪景色。
「最北の村」という響きだけで、厳しく、閉ざされた土地を想像される方もいるかもしれません。
けれど、実際に暮らしてみると、そこにあるのは孤独ではなく、穏やかな時間です。
2月の猿払村は、静かな白の世界に包まれます。
朝、カーテンを開けると、夜の間に積もった雪が淡く光を反射し、空気はきんと澄んでいます。
除雪車のエンジン音や、遠くを走る車の音も、雪に吸い込まれるように柔らかく響きます。
ここでは「音が少ない」ことに気づきます。
その分、ストーブの燃える音、湯気の立つやかんの音、家族の話し声が、あたたかく感じられます。
最北の冬は、確かに厳しいです。
氷点下の気温は日常で、風が吹けば体感温度はさらに下がります。
道路状況によっては移動も簡単ではありません。
それでも、この土地で暮らしていると、不思議と「大変さ」よりも「確かさ」を感じます。
雪が積もれば自然と除雪をし、道が凍れば慎重に歩く。
天候を見て予定を決め、空の色や風の匂いで季節を感じる。
自然と向き合うことが、生活の一部になっています。
近所の方と交わす何気ない一言も、冬の寒さの中では特別なあたたかさを持ちます。
「今日は冷えるね」「道、滑るから気をつけて」
その言葉に、ここで暮らす人同士のつながりを感じます。
二月は、家の中の時間が豊かになる季節でもあります。
ストーブの前でゆっくりお茶を飲みながら過ごすひととき。
窓の外に広がる白い風景を眺めながら、静かに考えごとをする時間。
慌ただしさから少し距離を置けるこの季節は、自分自身を整える時間でもあります。
春はまだ少し先ですが、日差しは確実に変わり始めています。
夕方の空の色が少しやわらぎ、光が長く伸びるようになります。
その小さな変化に気づけるのも、冬の静けさがあるからこそです。
最北の村で暮らすということは、自然とともに生きること。
便利さだけでは測れない、確かな時間がここにはあります。
白い大地に包まれた二月。
今日もまた、猿払村ではゆっくりと、静かな時間が流れています。
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もしよろしければ、
・村の産業(ホタテなど)にも触れたい
・子育て目線を入れたい
・移住促進寄りにしたい
・もっとエッセイ風にしたい
など、方向性を教えてください。
目的に合わせてさらに磨き込みます。